ロカビリーギターは「弾かない音」が大事

ロカビリーギターというと、速いフレーズや派手なギャロッピングに目が行きがちです。けれど、40年弾いてきて感じるのは、音を増やすことより「どこで音を切るか」が大切だということです。
右手で低音を刻むとき、毎回同じ長さで鳴らし続けると、少し重く聞こえます。ブリッジ近くで軽くミュートし、「トン、トン」と短く切る。高音のコードやフレーズも、鳴らした後にほんの少し間を作る。すると、リズムが前へ転がり始めます。
練習では、まずEコードひとつで十分です。メトロノームをゆっくり鳴らし、音を出す瞬間より、音を止める瞬間に耳を向けてみてください。
ロカビリーのノリは、音と音の間にもあります。速く弾く前に、気持ちよく止める。これだけで演奏の表情は大きく変わります。
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